巫鏡杯神奈川予選レポート!傘玉面(ユキヒ/ホノカA/カナヱ)

こんにちは、Zicoです。

この記事では、5/9に私が参加した巫鏡杯予選のレポートとなります。
選出は傘玉面(ユキヒ/ホノカA/カナヱ)で、無事に4-0で本戦出場の権利を獲得できました。オフライン・オフライン問わず、検討に付き合ってくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました

それでは早速、事前準備から当日の桜花決闘まで、お話していきたいと思います。

事前準備

はじめに、私が傘玉面を使うまでに至った経緯をお話します。
まず、私は2月中旬から本格的にX玉面の検討を始めました。

理由としては、
玉面の検討が進み、最終的に玉面にはおよそ5通りの戦い方があり、そのどれもが高水準であることが判明したため。
勾玉と仮面のスペックが高く、そのどちらかが返ってくる時点で幅広いメガミに対して微有利以上の勝負を仕掛けられるため。
勾玉も仮面も新しいメガミであり、新参の私でも検討を詰めればベテランの人に対してもつけ入る隙があると考えたため。

といったものが挙げられます。

2~3月のコロナ渦でもそれなりにモチベがあったので「経験の差を埋めるなら今しかない」の精神で色々なメガミを片っ端から試しました。ちなみに、私が一番使いたかったユリナは、古玉面が解散した時点で諦めて季節戦で使う決意をしました

しかし、どのようなメガミを入れても苦しいマッチは発生してしまい、3月中旬~4月上旬の間はスランプ気味でした。ある日そんな私に天啓が降りました。

傘玉面、これほとんどの玉Xに三面有利じゃね?」と。

そのとき思いついたのが、傘玉のこの構築です。
しこみばり/ふくみばり,ふりはらい/たぐりよせ,かさまわし,ひきあし/もぐりこみ,桜の双剣,桜吹雪,指揮
くるりみ,ひとり目覚めて,四季はまた廻り来る

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「ふりはらいやえんむすびは桜花と相性がいいのでは?」という思いつき自体は3月中旬からありましたが、手札のキープが難しいことからあまり考えてはいませんでした。しかし、それ以外にも

・初手2宿しひとり目覚めてかさまわしエンド
・かさまわしのおかげで萎縮やダスト散らし耐性◎
・かさまわし前後の任意のタイミングで桜花再起
・ふりはらいで衝音晶ケア
・ひきあしで0/2桜花、もぐりこみで間合い3桜花ケア
くるりみ四季めぐで震える律動弧戟ケア
・切札構成的にフレアをそこまで構える必要がないため、影の両手をノータイムでライフ受けできる

といった小ネタが次から次へと降ってきて、そのどれもが有用であることが判明しました。また、ひきあし/もぐりこみで、Shield Chargeや毒針などの強力な単間合いの攻撃もケアできることから、勾玉や仮面をメタれる三柱を持ってこられても戦えそうであるとも考えました。

しかし、ここで別の懸念事項が生まれます。

「終幕の傘面、殴られたら普通に沈まね?」と。

一人回しで試しに刀鏡を相手にしてみると、たまゆらふみの修正が重く、思った以上にペラいことが判明しました。

そこで、くるりみとあたらよちよにを構えながらうまく戦えないか考えていたところ、再び天啓が舞い降りました。

「Zicoよ、裏明転から黄幕はらりゆきをするのです」と。

そのとき思いついたのがこの構築です。
しこみばり/ふくみばり,ふりはらい/たぐりよせ,かさまわし,ひきあし/もぐりこみ,空想,脚本化,演出化
はらりゆき,くるりみ,あたらよちよに

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かさまわし+Xで裏明転を達成して、あとは3/2はらりゆきをメイン打点に対応切札2枚+ひきあし/もぐりこみで圧殺するという単純な構築です。しかし、これまた優秀で、終幕が辛い(≒攻撃力が高い)相手やゆらりび耐性のある相手に流用可能であることが分かりました

こうして二回の天啓を授かった私は、後の神奈川傘玉面三銃士の一員としてTwitterでこのブレークスルーを喋りたいという自己顕示欲と戦いながら傘玉面を詰めていくことにしました。

一人で発生したブレークスルーのため、実用に耐えうるかはかなり半信半疑でしたが、何だかんだで予選当日までの勝率は8〜9割程度あり、メタられない限りは4勝が可能なスペックであると判断して選出を確定しました。

予選当日

予選当日の朝、私は一つ結構ヤバいプレミに気づきます。

「ミラーマッチを全く検討していない!!」と。

数日前のフリプ会で、神奈川予選に参加する人が傘玉面を使う予定であることを観測しておきながら、私は前日に千葉YS大会(完全戦通常選択)に参加し、案の定しょーもないプレミで決勝負けしていました。

結局、私は昼飯の時間を献上する覚悟でギリギリまで家のノートPCで一人回しを行い、会場に着いたのが開始8分前でした。

その後は何とか気を落ち着けて、昨日みたいなプレミはしないと固く決意して初戦に臨みました。

1戦目 vs炎戦面(ちゃっぴーさん)

1戦目は去年の矢向大会でほぼ毎週対戦していたちゃっぴーさん。事前検討の精度が高く、毎回ちゃんとした二柱あるいは三柱を持ってくるタイプの方なのでかなり緊張しました。

双掌繚乱にて渡されたのは炎戦面。本来は炎面がボトムのはずですが、こちらは傘玉が終幕にもよちよににも受かっていないことから、何をBANするか少し悩みます。
ただ、炎戦玉対面の検討にて炎戦は間合い5に張り付いて桜花で結晶を割れば勝てることが分かっていたので、素直に炎戦を返すことにしました

返ってきたのは傘玉。あとは、誘導前からの炎天や熊介、スカイマによる頓死といったプレミをケアして検討の再現を頑張るだけです。

実際の構築はこんな感じでした。

しこみばり/ふくみばり,ふりはらい/たぐりよせ,しこみび/ねこだまし,かさまわし,ひきあし/もぐりこみ,桜の双剣,桜の翅
くるりみ,ひとり目覚めて,四季はまた廻り来る

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毎ターン湧く3リソースで間合い5まで下がり、しこみび+かさまわしでオーラを補充しながら桜花を打ち、間合い5で桜花を再起する。これを相手の結晶が割れるまで繰り返します。
フルバーストは一巡一回しか飛んでこないうえに、間合い5ならしこみび+かさまわしでオーラも余裕で回収できるので、お守りによるケアはしません。また、しこみびに誘導を切られた場合は、次の再構成まで設置誘導炎天のケアが不要になるので、熊介にだけ気をつけてあとはのんびり桜花を打ちます。

あとはスカイマによる連続攻撃が議題に挙がりますが、それらは四季めぐとくるりみかさまわしで余裕で耐えるのでモーマンタイです。

途中で宿しや萎縮によってリソースが怪しくなりましたが、桜の翅を使って上手く誤魔化し、再構成で結晶を割った相手がイチかバチかでスカーレットイマジンからの連撃をしかけますが、四季めぐが非常に偉く耐えきって勝ちでした。

炎戦玉で炎戦返しを提案してくれた○○さんに感謝。(○○さんのまま原稿を放置していたら、マジで誰だったか忘れましたw)

2戦目 vs銃騎鏡(kmさん)

2戦目はkmさん。Twitterのいいね欄でよく拝見する方という印象でした。

S5-2で刀騎鏡を使っていた身として、騎鏡は傘がきついことをよく知っているので騎鏡を返します。予選前日に傘玉面の同志である悠裏さんとDMで話をしたマッチでもあり、一応簡単な一人回しはやっていました。その結果、傘玉が返ってくれば桜花ルートで裏目がほぼないことまで確認済みでした。

返ってきたのは傘面。終幕はForm:GARUDAからの連続攻撃が怖いので、ここで対応切り札を2枚構えられる黄幕はらりゆきの出番になります。
構築は上述の構築そのまんまです。

しこみばり/ふくみばり,ふりはらい/たぐりよせ,かさまわし,ひきあし/もぐりこみ,空想,脚本化,演出化
はらりゆき,くるりみ,あたらよちよに

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1~3T目に位置取り、4T目に鼓動、5T目に裏明転をセットし、以降はのんびりとしたゲームが続きます。3巡目ぐらいに空想+かさまわしで構想を進めて黄幕に入り、最後はリソースがボロボロになった相手に1/2たぐりよせ、1/3ふくみばり、2/2よちよにを振って5点リーサルで勝ちでした。

ここまでは事前検討の範囲内。この調子で頑張ろうといった気持ちでした。

3戦目 vs傘玉面(えめらいむさん)

ど う し て

実は会場に着いてすぐ「どうしてZicoさんミラーの検討しちゃったんですかー!」とアリさんマークもびっくりな話をしていました。真面目にやってこなかったからよ。

傘玉は終幕に間に合わないので、もちろんこちらのBANは仮面。肉眼で見なくても3分後の未来が予知できたため、BAN決定の段階でお互いに傘玉のカードを並べてスリーブ傷の確認を始めます

当然、約束されし傘玉ミラーです。構築じゃんけんをしましょう。

しこみばり/ふくみばり,ふりまわし/つきさし,桜の双剣,桜吹雪,桜の翅,桜花のお守り,追い風
ゆらりび,ひとり目覚めて,四季はまた廻り来る

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たぐりよせはお守りで打ち消されるので、ゆらりびの起点としては信頼できないうえに、先にたぐりよせを打つと相手が先につきさしの権利を持つことになって癪なので抜きました。しこみばり+桜の双剣+桜吹雪で1点、つきさしで2点、震えるゆらりびで5点、再構成2点が目標です。
相手が桜花軸の場合は桜吹雪の枠をたぐりよせ、四季めぐの枠を満天にすることで、たぐりよせからの満天でダストを枯らして完封できることは確認済みでした。

しかし、一人回しをしている限り、たぐりよせや満天を入れた構築はお互いが震えるゆらりび軸を取った場合にガン不利になることが判明します。この辺りで結局は構築じゃんけんであることを悟りましたが、世間では桜花軸があまり信用されていないことと、えめらいむさんが更地大好きマンであることをふまえて、お相手の構築は震えるゆらりび軸であると決め打ちします。その結果、上記の構築になりました。

お互いにひとり目覚めて2纏いから間合い10に張り付き、何だかんだで前進してからはお互いにしこみばりをライフ受け。あとは先につきさしをライフに通したほうが勝つ展開に。しょーもな。
ちなみに私は傘を2回開き忘れ、お相手にノーリスク間合い0着地をゆるしてしまいました。しょーもな。

お互いにつきさしをお守りで止めるという最高のゲーム体験が続きますが、桜吹雪のおかげで道中の打点はこちらが1点多く、お相手のタイムリミット(ライフ6+山札0枚、ゆらりび+2焦燥が受からないので負け)が先に訪れます。私は何とかライフ6+山3枚にしていたので、四季めぐで1/1をオーラ受けすることでギリギリ耐えて、トップから桜の翅と追い風を引くという黄金ムーブを達成したので勝ちました。

控えめに言って二度とやりたくありません。神奈川傘玉面三銃士代表として決勝に臨みます。

4戦目 vs兜玉面(いずさん)

終戦はいずさん。4月上旬に横浜YSでサシで5時間ほどぶっ続けで検討したことがあり、Twitterで「†対戦よろしくおねがいします†」とツイートしたら現実になってしまいました。やはり沈黙こそが金。

兜玉の震えるルートについては、四季めぐ+くるりみ+かさまわし+槍兵にひきあし/もぐりこみで4~5点ほどリーサルを落とせることは検討済み。桜花合戦ならかさまわしとひきあし/もぐりこみの差でかなりの有利が付くはずなのでノータイム兜玉返し。

傘面返ってきたらどうしようか2分50秒ほど考えていたら、返ってきたのは傘玉でした。プレミさえしなければ勝てるマッチです、頑張りましょう。

しこみばり/ふくみばり,かさまわし,ひきあし/もぐりこみ,えんむすび,桜の双剣,桜吹雪,指揮
くるりみ,ひとり目覚めて,四季はまた廻り来る

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ふりはらいは撃ち落としのカモなので抜きました。

桜花決闘自体については、お相手が積極的にライフ受け+纏い宿しを行うことでダストが枯れ、6/2桜花を閉じれない展開のまま相手のライフが1になります。
後がないお相手が震えるこの旗でリーサルを決めに行くも、戦場からの2/2撃ち落としがくるりみ+かさまわしで止まり、槍兵もひきあし/もぐりこみで外れたことからライフが4点ぐらい残り、ゆっくり桜花を閉じて6/2ぶっぱで勝ち。

このようにして、無事4勝からの本選出場の権利を獲得しました。

最後に

以上が神奈川予選レポートとなります。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

やはり、全ての試合で事前検討していたマッチを引けたことが大きな要因だったかなと思います。正直、銃や書を相手にする場合の知見は少し足りていなかったので、本選までに検討を詰めていきます。

考察の内容の関係の有無を問わず、気になった点やご意見、ご指摘などがございましたら、このブログのコメント欄か、私のTwitterアカウントまで持ってきてくださると、非常にうれしいです。
この記事の画像は「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から拝借したものを使用しております。
URL: https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html

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