【ふるよに】ライラの風雷ゲージ管理が楽しくなる!後出し帯電解除講座

※この記事は、へくとぱ(@3422project)さんが主催している『ふるよに Advent Calender2023』への寄稿記事となります。他の方が書かれた面白い記事が沢山載っておりますので、ぜひ読んでみてください。

adventar.org

 ニャンハロー!帯電解除ケアのZicoです。

 今回は、ライラの特性である「帯電解除」について記事を書きます。
 初めに帯電解除のルールと後出しで帯電解除を行うメリットや注意点について説明して、その後は各メガミをライラの相方および対面に添えた場合に気をつけるべき点を取り上げます。

 この記事で、最も重要なのは2章です。まずはそこの内容を理解していただいたうえで、興味があったら3章や4章のカード紹介を読んでもらうのが良いと思います。もし2章の内容が少し理解できないと感じた場合は、1章に帯電解除周りのルールを整理しているので、そちらも合わせて見ていただくのが良いと思います。
 3章と4章はカードの紹介です。私の気力が尽きて画像を差し込むのをサボってしまったので、カードの名前と効果が一致していない初心者の方が読まれる場合や、実物のカードやカードリストと併せてご覧いただくのが良いかと思います。

↓カードリストURL
https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/card.html

 このブログ記事を読んだ皆さまがライラを宿すときに、少しでも役に立ったら幸いです。それでは、早速始めます。

1. 帯電解除のルールについて

 初めに、ライラの帯電解除周りのルールについて情報を整理しましょう。公式攻略ページのメガミ個別攻略では、以下のように説明されています。

【特性:風雷】
神ゲージと雷神ゲージを持ち、初期値は0、最大値は20である。 あなたが他のメガミのカードを使用するたびにそれは帯電し、帯電を解除すればどちらかのゲージを1上げられる。
出典:
ライラの特徴とカード評価 | 桜降る代に決闘を/公式攻略ページ
furuyoni.kyoa.co.jp

 敢えて雑な言い方をすれば、ライラと一緒に宿したメガミのカードを使用すると風神ゲージか雷神ゲージを1上げられる、ということが分かりますね。それでは、ここからは総合ルールを見ながら帯電解除周りのルールを説明したいと思います。

1.1. 帯電状態が解除されるパターン

 風雷ゲージを上げるとき以外で帯電状態が解除されるケースは、
(1) 再構成
(2) 切札の再起および即再起
(3) 隙による付与札への移動
(4) 相手の領域への移動
の4パターンに分けられます。(4)は一部のカード効果による例外的な処理になるので、一旦は「カードが裏返ったら帯電解除される」「隙と再起が書いてあるカードは早めに帯電解除して風雷ゲージを上げる」と覚えておきましょう。

帯電状態はライラを宿しているプレイヤーの<使用中>、<捨て札>、<付与札>、<切札> でのみ有効である。それ以外の領域への移動、または切札の状態が未使用へ戻った場合、帯電状態を解除する。
(例: 帯電状態の「はらりゆき」が傘の開閉によって未使用に戻った場合、帯電状態を解除する。)
出典:『総合ルール 10-3-1-1 帯電状態』

 また、類似事例(≒風雷ゲージを上げる機会を逃す)として、カードの効果によるカードの使用が挙げられます。簡単に言えば、『どれーんでびる』と『ミオビキ航路』ですね。これについては後で説明します。

カードの使用は「メインフェイズにおけるプレイヤーの選択」「《攻撃》に対する対応」「カードの効果」のいずれかによりなされる。
出典:『総合ルール 9-2 カードの使用』

1.2. 風雷ゲージを上げられるタイミング

 風雷ゲージを上げられるタイミングは、
(1) カードを使用した瞬間(そのカード限定)
(2) 再構成の直前
(3) 標準行動を選んだメインフェイズ(選択肢追加)
の3つに分けられます。少し念頭に置いていただきたいのが、(2)による帯電解除は<捨て札>以外の領域のカードにも行える点です。一部の切札は再構成からメインフェイズに移行するまでに再起および即再起する場合があるので、覚えておくとプレミを減らせると思います。

ライラを宿しているプレイヤーは以下のタイミングでルール上効果により帯電状態を解除することができる。この方法で帯電状態を解除した時、自身の風神ゲージか雷神ゲージを 1 上げる。
・カードが<使用中>へと移動した時に帯電状態を解除できる。ただし、このタイミングで帯電状態を解除できるのは移動したカード自身のみである。この効果は状況起因で解決する。
・山札の再構成を行うことを選んだ場合、その直前に帯電状態を解除できる。この効果は入れ子解決で解決する。
・メインフェイズに標準行動を選んでいるならば、その際に「<手札>にあるカードを1枚選び、それを使用する」「未使用の切札を1枚選び、それを使用する」「基本動作を行う」といった従来の選択肢に加え、「帯電状態の解除」を選ぶことができる。
出典:『総合ルール 10-4 ルール上効果の追加』

 「状況起因」とは、いくつかの条件が満たされた場合に効果が発生して、解決することを指します。今回の場合は、「他のメガミのカードが<使用中>へと移動する」という条件が満たされて、「移動したカードだけを帯電解除できる」という効果が発生して、「帯電状態を解除して風雷ゲージを1上げる」という解決をする、ということですね。(『総合ルール 5-5 状況起因』)
 そして、この一連の解決は、入れ子解決(簡単に言えば割り込み)によって行われます。《攻撃》も《行動》も《付与》もカードを使用する手順としては、<使用中>領域へと移動した後に、次の手順で効果を解決します。(『総合ルール 9-2 カードの使用』)
 したがって、(1)による帯電解除は、効果の解決前に行うことになります。使用するカードが《攻撃》の場合は相手の対応の是非を伺う前に帯電解除しなければならないので、大会では特に注意してください。

 ここまでが帯電および帯電解除についての基本的なルールです。これらはライラの相方や対面にどのようなメガミが来る場合でも共通なので、しっかりと頭に入れておきましょう。

2. 後出し帯電解除概論

 ここまでで、帯電解除についての基本的なルールは確認できたと思います。ここからは、この記事のタイトルにも入っている「後出し帯電解除」について解説します。
 後出し帯電解除とは、
・風雷ゲージを無駄にしないことは大前提に、
・帯電解除のタイミングをカードおよび対面ごとに可能な限り後ろへ引き伸ばし、
・必要なタイミングで必要な分だけ帯電解除して風雷ゲージを確保する。
という立ち回りのことです。

 構成としては、初めに後出しで帯電解除をすることの一般的なメリットを解説して、その後にミスなく後出し帯電解除をするために注意するべきカードの特徴を挙げていきます。

2.1. 帯電解除を先延ばすメリット

 帯電解除を先延ばしにするメリットは、「手番中に取れる選択肢を増やし、その場で最適となる風神ゲージを用意できる」という点にあります。
 他にも、細かいところでは「風雷ゲージの上げ方から構築を読まれるタイミングが後ろにずれ、可能な限り相手に与える情報量を少なく出来る」というものがあります。これは、特にライラオリジンで顕著ですが、主観的な話ですし、あくまで副次的なものなのでこの記事では割愛します。

 というわけで、ここからはライラ(爪)とライラA(嵐)とでほんの少しだけ出てくるカードが違うので、ちょっと具体的な話に落とし込んで話を進めたいと思います。

2.1.1. 風雷撃と雷螺風神爪(爪)

 ライラオリジンの場合、風神ゲージと雷神ゲージを両方参照するカードとして『風雷撃』と『雷螺風神爪』があります。そして、これらのカードは基本的に両方採用されるケースがほとんどだと思います。
 そのような構築が最大出力を発揮するのは風雷ゲージが5/5になったときで、それ以降はハッキリ言ってほとんど誤差です。(一応、風雷撃が『浦波嵐』などで軽減される時にほんの少しだけ話が変わりますが、レアケかつ脱線するのでここでは言及しません)
 そのため、帯電解除を後出しにするメリットが発揮されるのはもっと早いタイミングになります。具体的に言えば、相方のメガミのカードの使用回数が4~7回のときです。

 例えば、桜花決闘の二巡目で、相方のメガミのカードの使用回数が6回(一巡目に2回、二巡目に4回)だったとしましょう。この時点で、使用した瞬間に風雷ゲージを交互に上げていた場合は風雷ゲージが3/3(以降:風神ゲージ◯、雷神ゲージ△を◯/△と表記)になっているはずです。この場合、『風雷撃』は3/2になっていますが、『雷螺風神爪』は2/2で再起しません。
 もちろん、ほとんどの場合はこれで困らないと思います。しかし、相手のオーラが1以下であれば『風雷撃』の3/2スタッツは過剰で『雷螺風神爪』再起のために風神ゲージを確保したくなるかもしれません。他にも、『風雷撃』をバフする手段(例:『バックドラフト』『戦場』)があれば、『雷螺風神爪』を3/2にしていた方がダメージが伸びる盤面が来るかもしれません。

 このように、風雷ゲージの合計値が同じ6であっても、風雷ゲージは4/2と3/3と2/4と3つの選択肢があり、どれが正解になるかは相手の纏い回数にもよるので、そのタイミングが訪れないと分かりません。このような不確定な盤面状況に対応できる余裕を確保したい、というのが後出し帯電解除のコンセプトです。

2.1.2. 嵐の力と雷螺風神爪(嵐)

 ライラアナザーにおいても、上述の観点で後出し帯電解除は有用です。ライラアナザーの場合は『風雷撃』はありませんが、かわりに『暴風』や『陣風祭天儀』による嵐の力を考慮する必要があります。とりあえず5/5を作っておけば良いライラオリジンと比べると、こちらの方が風雷ゲージの管理はシビアかもしれません。
 特に迷うのが、風雷ゲージを消費して盤面有利を取りに行く嵐の力と、風雷ゲージを残してより強力な効果を得る『雷螺風神爪』の間に存在するジレンマです。ここまで考え出すと、風雷ゲージは1点たりとも無駄にできないと言っても過言ではありません。

 そのような難しさを抱える嵐において、最適の風雷ゲージを用意するために必要なのが後出し帯電解除の考え方です。可能な限り自由に帯電解除できるカードを残しておくことで、盤面に対して最適となる嵐の力を使用しながら『雷螺風神爪』のための必要最低限の風雷ゲージを確保できます。

2.2. 注意するべきカードの特徴(相方編)

 ここまで、後出し帯電解除のメリットに重点に置いて説明しました。しかし、当然デメリットも存在します。最も典型的なデメリットは、「プレミによる帯電解除忘れ」です。様々な要因が重なり、カードの帯電解除のタイミングを逃して、風雷ゲージを上げ損ねる、というパターンですね。

 確かに「うっかりしていました、しっかりします」と言うのは簡単ですが、それではしょうもないですし、結局ミスするリスクがあるなら使用した瞬間に都度上げるほうが安定するよね、ということになってしまいます。
 ということで、ここからは、後出し帯電解除を意識する際に、各カードに存在するミスの誘発要因を抽象化して、説明したいと思います。1つのプレミによる敗北には、29の軽微な帯電解除忘れ、そして300のプレミ要因が潜んでいると考え、ありがちな要因を述べていきましょう。

2.2.1. 捨て札から移動する

 1つ目は、すでに捨て札にあるカードが、カードの効果によって他の領域に移動する場合です。ライラの『流転爪』などが典型的ですね。このようなカードで帯電解除していないカードを山札に戻してしまうと風雷ゲージを1点分に無駄にしてしまいます。

 他にも、捨て札から手札に移動するカードも注意が必要です。この記事を書いている段階では、そのようなカードで帯電解除ミスにつながるのは『手裏剣』しかないと思いますが、そのようなカードが今後の拡張で追加された場合は気をつけましょう。

 あとはアキナの投資券ですね。あれも捨て札から伏せ札に移動することで帯電解除のタイミングを逃すリスクがあります。次のターンに再構成するのであれば問題ないですが、それ以外では基本的に使った瞬間に帯電解除した方が良いと思います。
 あと、捨て札から伏せ札に戻るという点では『虚魚』も該当します。多くの場合は、オボロのカードを伏せ札に戻すことになると思うので、帯電解除忘れに気をつけてください。

2.2.2. 切札が未使用に戻る

 2つ目は切札が未使用に戻る場合です。当然、カードごとに未使用に戻る条件は異なるので、それについては「3. 使うときに注意するカード紹介」で詳説する予定です。ですが、この時点でものすごく簡単に言ってしまうと、基本的にそのようなタイプのカードは使った瞬間の帯電解除が無難な傾向が強いです。
 特に、全力札が入っている構築では帯電解除のタイミングを逃しやすいです。
 ライラAの場合はほとんどの場合『大嵐』が採用されるでしょうし、ライラオリジンでも再起する切札をずっと帯電状態のままにしていると相方の全力札が入っていない(=全力札が入っていたらタイミングを逃すので、そのような立ち回りはできない)と読まれやすくなるので、欠かさず帯電解除している方が情報アドバンテージはむしろ高いと思います。※個人の感想です

2.2.3. 使うと消える

 3つ目は使用するとどこかに消える場合です。もうちょっと具体的に述べると、
・山札に戻る(例:『梳流し』など)
・取り除かれる(例:『神渉装置:枢式』など、開花も含む)
とかですね。このようなカードは使った瞬間に帯電解除する必要があります。相手が対応したりオーラ/ライフ受けを選択すると巻き戻せなくなってしまうので、大会中は特に気をつけましょう。

2.2.4. 隙を持つ付与札

 隙を持つ付与札は、ライフダメージを受けると伏せ札になってしまうため、帯電解除のタイミングを逃してしまうリスクがあります。
 また、一般的な二柱であれば隙を持つ付与札が全ての攻撃が終わった後に展開すると思いますが、ライラの場合は帯電解除の都合で先に展開する場合があります。その場合、『久遠ノ花』をはじめとする攻撃/対応によって割られてしまうリスクがあるので、それも同時に注意してください。

2.2.5 「カードを使用する」効果

 「カードを使用する」というテキストを含むカードも注意が必要です。具体的には『どれーんでびる』や『ミオビキ航路』などですね。
 カードは使用する度に帯電状態に戻るため、繰り返し使用するタイプのカードは、次に使用するまでに帯電解除しておく必要があります。例えば、『分身の術』だと一回目の使用の時点で帯電解除しておかないと、二回目の使用でもう一度帯電するので風雷ゲージが無駄になってしまいます。必要に応じて、使った瞬間に帯電解除を行うように気をつけましょう。

2.3. 警戒するべきカードの特徴(対面編)

 ここまでは、ライラの相方のカードを使う際の注意点を解説してきましたが、ここからは相手のメガミごとの注意点を説明します。こちらはそこまでパターンも多くないので、「4. 対面で警戒するべきカード紹介」と合わせて読んでもらえるとありがたいです。

2.3.1. 帯電状態のカードを使うカード

 わかりやすく言えば「こちらのカードをパクってくるカード」のことです。具体的には、
・鬼謀『詭弁』(捨て札) ・『だうじんぐ』(捨て札) ・『神渉装置:枢式』(切札) ・『四葉鏡のわらべ唄』(付与札」) あたりですね。これらのカードを持つメガミが相手のときは、使われるリスクのあるカードは即座に帯電解除することを心がけましょう。

2.3.2. 封印するカード

 要は『論破』と『完全論破』です。構築が割れていないシンラと、『刻まれし衣(完全論破)』を構えたレンリ相手に帯電状態のカードを捨て札に残してはいけない(戒め)

2.3.3. 神算『使徒

 はい。詳細は「4.1.4. 使徒」を読んでください。

3. 使うときに注意するカード紹介

 それでは、ここからはメガミごとの話を進めたいと思います。まずはライラの横に宿した場合の話をメガミごとに説明します。ルールミスや話に抜けなどがございましたら、気兼ねなくご指摘いただけると助かります。

 採用頻度まで含めて考慮して、特に帯電解除ミスを誘発しやすいと私が感じるカードは赤字で記載しています。基本的に、メガミごとに「オリジン通常札→オリジン切札→アナザー1通常札→アナザー1切札→(以下略)」という順番で並んでいるので、少し違和感をおぼえる方がいらっしゃるかもしれませんが、ご了承ください。

 ぶっちゃけ、この章の優先度は他と比べると高くありません。どちらかといえば、2章の内容が頭に入っていればその場で対応できるようなケースがほとんどなので、ここまでの内容を理解してもらうことが一番重要だと思います。
 二柱として考えたときにほぼ採用されないようなカードも言及しているので、「まあ確かにそうだよね~」ぐらいの気持ちで流し見するのが良いと思います。くれぐれも、「このカード全部覚えなきゃいけないのか~~」なんて思う必要ないですからね!何から私もカードリスト見ながら書いてますから!

3.1. ユリナ(刀・古刀・心)

3.1.1. 圧気(刀・心)

 隙を持つ付与札です。攻撃/対応のライフ受けによって伏せ札に移動する場合があるので、基本的に使った時点で帯電解除しましょう。

3.1.1. 浮舟宿(刀・古刀・心)

 決死に入ったら即再起する切札です。
 次のメインフェイズまで決死に入らなさそうな場合でも、『居合』などの全力札を使用して帯電解除の機会を逃す可能性があるので、基本的に使用したターンが終わるまでに帯電解除するのが無難だと思います。

3.2. サイネ(薙・琵琶・拒絶)

3.2.1. 音無砕氷(薙・琵琶)

 八相で再起する切札です。『無音壁』を採用していると、全力行動を選択して帯電解除する機会を逃して『音無砕氷』が再起してしまう場合があります。もちろん、『無音壁』をはじめとする全力札を採用していなければ後回しにしても帯電解除し損ねることはありませんが、帯電した状態をキープしていると今度は『無音壁』が採用されていないことが相手に透けてしまいます。

 したがって、相手に余計な情報を与えないためにも、基本的には使用した瞬間の帯電解除がオススメです。そうすることで、「相手の攻撃に『音無砕氷』で対応→返しに『無音壁』展開で『音無砕氷』再起」という流れになっても無駄なく帯電解除が行なえます。

3.2.2. 二重奏:弾奏氷瞑(琵琶)

 再構成以外で1点以上のライフダメージを受けると即再起する切札です。感覚としては隙を持つ付与札に近いかもしれません。このカードには終端がついており、返しのターンに即再起させられる場合もあるので、基本的に使用した瞬間に帯電解除しましょう。

3.3. ヒミカ(銃・炎)

3.3.1. ヴァーミリオンフィールド

 手札0枚で手番を終えると再起する切札です。全力行動を選択した場合は最低でも手札は1枚残るので、基本的に帯電解除は再起させたいターンまで後ろに延ばして問題ありません。(厳密には『呼び声』による雷神ゲージ倍化がありますが、その場合は『天雷召喚陣』が入っているはずなので、全部即上げで逆に問題ないです)

3.4. トコヨ(扇・笛・恐怖)

3.4.1. 梳流し

 境地で使用すると【攻撃後】効果で山札に戻る攻撃札です。必ず使った瞬間に帯電解除を行いましょう。これは捨て札に移動しない攻撃札全般に言えることですが、大会では「『梳流し』を◯◯ゲージを上げて使用します」と繋げたほうが、相手が対応や受け方を決める前に帯電解除できるのでトラブルを避けやすいと思います。※個人の感想です

3.4.2. 要返し(扇・恐怖)

 事故発生装置です。扇爪や恐怖爪を宿している際にカードを帯電したままでいるとこのカードの不採用が透けて、構築がバレやすくなります。これらの組み合わせを宿す場合は、すでに『要返し』を使用した山巡や、相手目線で『要返し』不採用が確定している(=通常札7枚をすべて見せた)場合を除いて、遅くてもターン終了時までには通常札を全て帯電解除することを心がけてください。

3.4.3. 奏流し

 ライラの切札が使用済でないと山札に戻る誘発しない点以外は、注意点は『梳流し』と同じです。

3.4.4. 二重奏:吹弾陽明

 『二重奏:弾奏氷瞑』と同様に、再構成以外で1点以上のライフダメージを受けると即再起する切札です。相手の攻撃/対応によってライフダメージを受けて即再起する場合もあるので、基本的に使った瞬間の帯電解除を推奨します。

3.5. オボロ(忍・戦)

 まず、設置のカードを使用する際は、効果を解決する前に帯電解除を欠かさず行いましょう。特に、『影菱』や『鋼糸』はダメージの選択という相手の判断が入ってしまうので、大会でも巻き戻して帯電解除できません。

3.5.1. 分身の術

 このカードからオボロのカードを使用する場合は、1回目の効果を解決する前(カードを使用した瞬間)に帯電解除しないと風雷ゲージを1点分損しています。2回目の使用時は帯電状態で残るので、相手を見てカードを使用した瞬間に帯電解除するかは判断しましょう。

3.5.2. 生体活性

 隙を持つ付与札です。基本的に、メインフェイズを終えるまでには帯電解除しましょう。設置で展開した後に適当な攻撃に『久遠ノ花』などで対応されると帯電解除前に伏せ札になってしまうリスクがあるので、基本的に使用した瞬間を帯電解除を推奨します。
 また、【破棄時】効果で切札が未使用に戻ります。基本的にこのカードの納が0になるのは自分のターンの開始フェイズなので、事前に切札は帯電解除して風雷ゲージを無駄にしないよう気をつけましょう。相手に余計な情報を与えないためにも、本命の切札以外も帯電解除するのがいいと思います。(途中で【破棄時】効果についての言及を忘れていたのを思い出し、戻って書き直しました笑)

3.5.3. 虚魚

 オボロのカードはほとんどが設置を持つので、このカードの【展開時】効果で伏せ札にすることになると思います。この切札を使用する前に、全てのオボロのカードを帯電解除できているか指差し確認を心がけてください。

3.5.4. 壬蔓

 自分のフレアが0だと再起する切札です。『音無砕氷』などと違って全力札を使用した時に勝手に再起するようなことは、相手にフレアを妨害されるなどしない限りはほとんどありえませんが、忍爪で『壬蔓』+『雷螺風神爪』の構築を組んでいるときなどは普通に帯電解除し忘れがちなので注意しましょう。

3.5.5. 手裏剣

 シーズン5では、戦嵐が流行ったときに『手裏剣』を帯電解除せずに手札に戻してしまうプレミがあってだなあ……
 条件を満たすと手札に戻る攻撃札です。全力札を使用するとメインフェイズに帯電解除できなくなってしまうので、いつ手札に戻っても良いように使ったターンの終了フェイズまでには帯電解除するのがベターだと思います。

3.5.6. 神代枝(+最後の結晶)

 使用した瞬間に取り除かれる切札です。必ず、効果解決前に帯電解除を行いましょう。
 『最後の結晶』も、少し色々と書かれていますが、要はライフゲインの効果を解決したら帯電状態になります。尤も、この効果を使うぐらいのタイミングなら風雷ゲージはとっくに十分だと思いますが……。

3.6. ユキヒ(傘・社交)

3.6.1. はらりゆき

 傘の開閉によって即再起する切札です。基本的に、使ったターンの終了フェイズまでには帯電状態しましょう。帯電解除の話ではありませんが、集中力が2の状態でこのカードを使うと【攻撃後】効果が無駄になるので気をつけましょう。(n敗)

3.6.2. よこいと

 【攻撃後】効果で山札の底に置かれる攻撃札です。相手がダメージの受け方を決める前に、必ず帯電解除するようにしましょう。

3.7. シンラ(書・経典)

3.7.1. 詭弁

 計略が鬼謀のとき、相手の捨て札にあるカードを使用できます。使用したあとのカードは、付与札以外の場合は基本的に相手の捨て札に戻ってしまうので、使用した瞬間に帯電解除しましょう。

3.7.2. 引用

 内容は先述の鬼謀『詭弁』と同様です。使用した瞬間に帯電解除しましょう。

3.7.3. 壮語

 計略が神算だと、【破棄時】効果で山札に戻る付与札です。仮に鬼謀の効果を使用する予定でも、相手に余計な情報を与えないためにも使用したターンの終了フェイズまでには帯電解除するのが良いと思います。

3.7.4. 皆式理解

 計略が神算の場合、自分の納0の付与札を再展開できます。基本的に『大嵐』か『円環輪廻旋』が選ばれると思うので問題ないとは思いますが、万が一シンラの付与札を再展開する場合は、事前に対象のカードが帯電解除してあるかチェックしましょう。

 ちなみにこれは余談ですが、『全知経典』の【攻撃後】効果は「カードから任意の数の計略を任意の順で実行する」という効果でカードの使用にはあたりません。したがって、伏せ札のシンラのカードを捨て札にしても帯電はされておらず、当然帯電解除も行えません。お気をつけください。

3.8. ハガネ(鎚・金床)

3.8.1. 大重力アトラク

 このカードを使用していないターンで、遠心を持つカードを使用すると再起する切札です。遠心を持つカードをするということは即ち標準行動を選択しているので、勝手に再起して風雷ゲージを無駄にするパターンは起こり得ません。必要になるまでは、帯電解除のタイミングは後ろに延ばすのがいいと思います。

3.9. チカゲ(毒・絆)

3.9.1. 抜き足

 隙を持つ付与札です。攻撃/対応のライフ受けによって伏せ札に移動する場合があるので、基本的に使った時点で帯電解除しましょう。

3.9.2. 流転の霞毒

 相手の手札が2枚以上だと再起する切札です。全力行動を選択した場合に勝手に再起する可能性があるので、使用したターンの終了フェイズまでには帯電解除しましょう。

3.9.3. 闇昏千影の生きる道

 隙を持つ付与札と同様、ライフダメージを受けると帯電解除のタイミングを逃してしまいます。全力札で返しのターンに未使用に戻るリスクまで考慮するなら、使用した瞬間に帯電解除するのが無難だと思います。

 ……こんなカードを使うんだったら帯電解除して殴るなー!

3.10. クルル(絡繰・機器・友情)

3.10.1. いんだすとりあ

 再構成で即再起する切札です。遅くても、再構成する直前のターンのメインフェイズで帯電解除するように気をつけたいところですが、実際は『くるるーん』のドロー効果により再構成のタイミングが早まる場合もあるので、どこまでケアするかは難しいところです。

3.10.2. どれーんでびる

 「カードの効果による使用」にあたり、かつ帯電解除においてプレミを誘発しやすいカードです。簡単に言うと、相手のオーラを自分のオーラにする効果を使用するたびに帯電状態になります。

 クルル+ライラにおいて『どれーんでびる』を誘発するのは主に『いんだすとりあ』と『雷螺風神爪』が再起するときです。『雷螺風神爪』は終了フェイズ、『いんだすとりあ』は開始フェイズに再起するため、「終了フェイズに『雷螺風神爪』再起→『どれーんでびる』使用→次のターンの開始フェイズに再構成で『いんだすとりあ』再起→『どれーんでびる』使用」となった場合に1回目の『どれーんでびる』分の風雷ゲージを無駄にしないように気をつけましょう。

3.10.3. 神渉装置:枢式

 使用すると取り除かれてしまう切札です。必ず、使った瞬間に帯電解除しましょう。

3.10.4. だうじんぐ

 相手の捨て札にあるカードを使用できます。使用したあとのカードは、付与札以外の場合は基本的に相手の捨て札に戻ってしまうので、使用した瞬間に帯電解除しましょう。

3.10.5. らすとりさーち

 帯電解除については、要領は『どれーんでびる』にかなり近いです。こちらは使用タイミングが終了フェイズに固定されているので比較的タイミングは逃しにくいですが、全力カードを使用したときは他のカードの帯電解除を行えないため、このカードも基本的には使った瞬間に帯電解除してしまうので無難だと思います。
 細かいはないですが、終了フェイズの効果解決は、手札制限によるディスカード以外はターンプレイヤーが任意の順番で行えるので、「『らすとりさーち』使用で帯電解除して風4→『雷螺風神爪』再起→『どれーんでびる』使用」と繋げることは可能です。

3.11. サリヤ(乗騎・新型)

3.11.1 Alpha-Edge

 騎動を行うと即再起する切札です。『Turbo Switch』により相手ターンに即再起する場合もあるので、基本的に使用したターンの終了フェイズまでには帯電解除するのがいいと思います。

3.11.2. BlackBox NEO

 条件を満たすと再起する切札です。造花結晶の個数は『Turbo Switch』により想定より減る場合もあるので、全力行動で帯電解除のタイミングを逃すリスクを考慮するなら、終端であることを踏まえると使用した瞬間の帯電解除がいいと思います。  なお、このカードでTransFormする場合は直後に再起してしまうので、必ず使用した瞬間に帯電解除しましょう。(大会の場合、『Form:ASURA』にTransFormしてしまうと相手の情報が一部公開されてしまうので、巻き戻しての帯電解除ができません。特に気をつけてください)

3.12. ライラ(爪・嵐)

3.12.1. 流転爪

 【攻撃後】効果で捨て札の攻撃札を山札に戻すことができます。相方のカードを山札に戻す可能性がある場合は、必ず帯電解除を事前に済ませておきましょう。

3.12.2. 風雷の知恵

 相方のカードを山札に戻すことができます。注意点は『要返し』『流転爪』あたりと同様です。

3.13. ウツロ(鎌・塵)

3.13.1. 灰滅

 使用すると取り除かれてしまう切札です。必ず、使った瞬間に帯電解除しましょう。

3.13.2. 終末

 ダスト13以上で再起する切札です。ウツロの場合は特に『遺灰呪』によりダストが増える場合があるので、使用したターンの終了フェイズまでには帯電解除しておくと、「『終末』展開→相手のターンに『終末』破棄→『遺灰呪』展開で『終末』再起」となった場合でも風雷ゲージが無駄になりません。

3.13.3. 残響装置:枢式

 このカードを使用して、終焉の影が蘇ると、このカードは除外されてしまいます。ゲーム開始直後などでない限りは、使用した瞬間の帯電解除をおすすめします。また、終焉の影が蘇ると捨て札のカードもゲームから取り除かれてしまうので、事前に全てのカードを帯電解除しておきましょう。

3.13.4. 望我

 次のメインフェイズ開始時に即再起する切札です。言うまでもないと思いますが、終了フェイズまでには帯電解除しましょう。

3.14. ホノカ(旗・勾玉)

3.14.1. 精霊式(守護霊式・突撃霊式)

 【攻撃後】効果で他のカードに開花できるカードです。開花したカードは帯電解除できなくなってしまうので、開花させるつもりのカードは使った瞬間に帯電解除しましょう。(いずれも攻撃札のため、ダメージの選択が入ると大会では巻き戻せません。注意してください)

3.14.2. 義旗共振

 【攻撃後】効果で山札に戻す効果があります。注意点は『よこいと』などと変わりません。使用した瞬間に帯電解除しましょう。

3.14.3. 桜の翅(再生)

 使用すると必ず開花するカードです。必ず、使用した瞬間に帯電解除しましょう。

3.14.4. 桜花のお守り

 使用したあと、任意効果で『仄かなる輝き』に開花できます。開花しない場合は通常のカードと同様に考えて問題ないですが、開花させる場合は使用した瞬間に帯電解除しましょう。

3.14.5. 胸に想いを(両手に華を)

 『胸に想いを』は使用すると必ず『両手に華を』に開花します。必ず、使用した瞬間に帯電解除しましょう。
 『両手に華を』は桜花結晶が5つ乗ると『そして新たな幕開けを』に開花します。タイミングはプレイヤーが任意で選べるのでミスは発生しづらいですが、全力行動を宣言したターンの終了フェイズに【使用済】効果で開花する場合は帯電解除のタイミングを逃してしまうので、気持ち早めの帯電解除が良いと思います。

3.14.6. 四季はまた廻り来る

 追加札からカードが捨て札、山札、切札などに入ってくると未使用に戻ってくるカードです。基本的には開花がこれに該当しますが、『守護霊式』や『桜花のお守り』といった対応で誘発する場合もあり、他のカードによって未使用に戻るトリガーが引かれるという特徴からとにかく帯電解除を忘れやすいです。(逆に言えば、開花のカードは使用した瞬間に帯電解除すれば良いのでミスは起こりづらいです)

 余談ですが、『風魔招来孔』によっても未使用に戻るので、一応気をつけましょう。

3.14.7. 桜の双剣(影の両手)

3.14.8. ひとり目覚めて(標をたどり・影面見向き)

 使用すると強制で他のカードに開花するカードです。必ず、使用した瞬間に帯電解除しましょう。

3.14.9. 桜花眩く輝かん

 桜花結晶が5つの領域があると再起する切札です。全力行動を宣言したターンに再起する可能性も十分ありえますので、終了フェイズまでには帯電解除するのがいいと思います。

3.14.10 旧き虚路を歩みゆく

 使用すると取り除かれてしまうカードです。必ず、使用した瞬間に帯電解除しましょう。

3.15. コルヌ(橇)

3.15.1. ウパシトゥム

 相手のオーラが埋まると即再起する切札です。こちらの凍結以外でも、相手のオーラを増やす対応でも即再起を誘発する可能性があるので、相手によっては使用した瞬間に帯電解除してしまってもいいと思います。
 これは他のミコトに聞いた話ですが、爪橇だと『風魔纏廻』を早いタイミングで準備するために、相手のオーラが5でも『ウパシトゥム』を使うケースがあるそうです。(放っておいても宿し+前進などで即再起場合もあるため)

3.15.2. ポルチャルトー

 【破棄時】効果で消費2フレアで再展開できる付与札です。納が0になるタイミングは決まっていますが、全力行動を選択すると帯電解除のタイミングを逃すリスクがあるので、標準行動を選択したターンの終了フェイズまでに帯電解除してしまうのが無難だと思います。

3.16. ヤツハ(鏡・花・魂)

3.16.1. 寄花

 隙を持つ付与札です。攻撃/対応のライフ受けによって伏せ札に移動する場合があるので、基本的に使った時点で帯電解除しましょう。

3.16.2. 四葉鏡のわらべ唄

 展開中の付与札を再展開できる切札です。自分の付与札を選択する場合の注意点は『皆式理解』、相手の付与札を選択する場合の注意点は『だうじんぐ』と同じです。

3.16.3. 八葉鏡の向こう側

 納が0になると取り除かれてしまう付与札です。納1の状態での帯電解除が理想ですが、『鏡の悪魔』を使用したいときに帯電状態の『八葉鏡の向こう側』が吹っ飛んで悲しくなるので、展開した次のターンには帯電解除しておくことをおすすめします。

3.16.3. 八葉鏡の徒桜

 使用時と再構成直前にヤツハのカードを完全態にできる切札です。再構成時は「ヤツハのカードを帯電解除→『八葉鏡の徒桜』効果で完全態に交換」という順番で解決できるので帯電解除ミスは起きませんが、使用時だけはミスが起こりうるので、事前に交換予定のヤツハのカードを帯電解除しておきましょう。

3.16.4. 徒寄花

 完全態のカードが4枚以上だと【破棄時】効果で山札に戻る付与札です。全力札を採用している場合はタイミングを逃さないように、事前に帯電解除しておきましょう。

3.16.5. 見知らぬ世界

 【破棄時】効果で取り除かれてしまう付与札です。納1のため先1以外だと次の相手の開始フェイズで破棄されてしまうので、終了フェイズまでには必ず帯電解除しましょう。

3.17. ハツミ(櫂・信頼)

3.17.1. イサナ海域

 逆風の場合、【攻撃後】効果で未使用になる切札です。逆風でこのカードを使用する場合は、必ず使った瞬間に帯電解除しましょう。

3.17.2. オヨギビ砲火

 相手のターンに間合いが2以上前に変化すると即再起する切札です。即再起するかどうかが相手に依存するため、必ず終了フェイズまでには帯電解除しましょう。

3.17.3. カラハリ灯台

 相手のターンに相手が《行動》か《付与》のカードを使用すると未使用に戻る切札です。『オヨギビ砲火』同様、未使用に戻るかどうかが相手依存のため、必ず終了フェイズまでには帯電解除しましょう。

3.17.4. ミオビキ航路

 『どれーんでびる』同様、効果を発動するたびに帯電し直す切札です。こちらは帯電するタイミングが自分ターンの開始時で固定されているため、標準行動をする予定なら終了フェイズまで延ばして、全力行動をする予定なら使った瞬間に帯電解除するのが良いと思います。(ハツミの場合、『波呼び』があるのでカードを引く前からこれらの判断をしやすいです)

3.17.5. 潜雷

 隙を持つ付与札です。攻撃/対応のライフ受けによって伏せ札に移動する場合があるので、基本的に使った時点で帯電解除しましょう。

3.17.6. ワダナカ航路

 逆風だと再起する切札です。全力行動を選択していると帯電解除のタイミングを逃してしまうので、終了フェイズまでには帯電解除するのが良いと思います。

3.18. ミズキ(兜)

3.18.1. 三重膝丸櫓

 終端を持つカードの使用によって即再起する切札です。基本的には『槍兵』や『騎兵』でトリガーを引くことになると思いますが、そうでない場合も『盾兵』による即再起を相手に警戒させるために使ったターンには帯電解除するのが良いと思います。

3.18.2. 闘神

 使用したら取り除かれてしまう攻撃札です。必ず使った瞬間に帯電解除しましょう。

3.19. メグミ(棹)

3.19.1. 鳳仙花

 隙を持つ付与札です。攻撃/対応のライフ受けによって伏せ札に移動する場合があるので、基本的に使った時点で帯電解除しましょう。

3.19.2. 因果律の根

 萌芽している種結晶が土壌にないと即再起する切札です。『野茨』展開によって即再起する可能性があるので、構築が相手に全て割れていない段階では終了フェイズまでに帯電解除するのが良いと思います。

3.20. カナヱ(仮面)

3.20.1. 脚本化

 【常時】効果で山札に戻せる攻撃札です。注意点は『梳流し』や『よこいと』と変わりませんが、こちらは任意なので少し帯電解除のタイミングを後ろに延ばすことができます。それでも、全力行動を選択すると帯電解除のタイミングを逃してしまうので使ったターン中には帯電解除するのが良いと思います。

3.20.2. たまふらゆみ

 構想を進めなかった場合に相手ターン開始時に未使用に戻る切札です。全力化『断行』から構想をセットする場合なども考慮すると、使ったターンで帯電解除しておくのが無難だと思います。

3.20.3. ほかげきらぼし

 次の幕へ向かうと即再起する切札です。構想が達成されるかは相手に影響される側面もあり、帯電解除を先延ばしにしているとそのまま即再起してしまうといった事故を引き起こしやすいです。必ずしも使ったターンに帯電解除する必要はないと思いますが、気持ち早めで帯電解除したほうが無難です。

3.21. カムヰ(剣)

3.21.1. 血飛沫

 隙を持つ付与札です。攻撃/対応のライフ受けによって伏せ札に移動する場合があるので、基本的に使った時点で帯電解除しましょう。

3.21.2. 尸

 禁忌ゲージが6・12のときに即再起する切札です。『血晶乱流』などでしゃがむ場合や、相手の攻撃によってライフが5を割った場合などを考慮すると、使った瞬間とまではいかなくても、禁忌ゲージが6や12になる2~3ターン前には帯電解除するのが無難だとは思います。

3.22. レンリ(衣)

3.22.1. ルルララリ

 終了フェイズに【使用済】効果で未使用に戻る切札です。必ず、終了フェイズまでには帯電解除しましょう。

3.22.2. オリレテラレル

 切札以外の場所に表のカードが3枚以上あると再起する切札です。
 全力行動を選択したターンに再起する場合もありますが、明らかに次のターンには再起しない場合もあるので、帯電解除のタイイングは難しいです。あまりギリギリまでは先延ばしにせず、気持ち早めに帯電解除しておくのが良いと思います。

3.22.3. 刻まれし衣

 『夜山恋離のなれの果て』で追加される切札です。特に注意が必要なのが『夜山恋離のなれの果て』の納が2で『刻まれし衣』が『完全論破』になっているときで、これを使用すると次の自分の開始フェイズで『望我』になるため、一度即再起します。
 ほとんどの場合は、『望我』のタイミングで再構成するのでリカバリーが利くと思いますが、念のために終了フェイズまでには帯電解除しておいたほうが、敢えて再構成しないという選択肢も残せてベターだと思います。

3.22.4. 神授

 使用すると遺物領域の通常札と交換されるカードです。そのため、必ず使った瞬間に帯電解除しましょう。

3.22.5. 偽りの武器

 偽証設置として、オボロの『影菱』や『鋼糸』の要領で再構成の直前に伏せ札から使用できるカードです。注意点は『影菱』や『鋼糸』と同様です。必ず、使った瞬間(相手が対応の有無やダメージの受け方を決める前)に帯電解除しましょう。

3.23. アキナ(算盤)

3.23.1. 恫喝

 投資券として使える攻撃札です。投資券として使用すると伏せ札になるため、帯電状態の場合は帯電解除のタイミングを逃してしまいます。『恫喝』の場合はライフ回収のために、次のターンに投資券として使う場合がかなり多いので、終了フェイズまでには帯電解除しておいた方が良いと思います。(ただし、次のターンが再構成の場合は、「帯電解除→投資券の使用→再構成」という順番で解決することでギリギリ帯電解除が間に合います)

3.23.2. 直接金融

 投資券かつ、隙を持つ付与札です。おまけに全力札なので、必ず使った瞬間に帯電解除しましょう。

3.23.3. 開方冥式切取法

 「0-10、-/1、以下略」の攻撃を飛ばす切札です。これを使うような終盤では風雷ゲージはもはや誤差のような気もしますが、一応このカードは、繰り返しの使用によって-/1を飛ばしているので、-/1を飛ばすたびに帯電解除しないと風雷ゲージを上げそこねてしまいます。一応知っておくようにしましょう。

3.23.4. 源上安岐那の御明算

 投資券として使える切札です。注意点は『恫喝』と同じです。こちらは一度の桜花決闘で何度も使用することになるので、帯電解除し忘れを引き起こしやすいです。基本的に、使ったターンに帯電解除したほうが無難だと思います。
 また、2纏いの効果を使用する際は取り除かれてしまうので、必ず使った瞬間に帯電解除しましょう。

3.24. シスイ(鋸)

3.24.1. ウバラザキ

 オーラとフレアの保有結晶が合計6以下だと再起する切札です。オーラもフレアも返しの相手の攻撃によって左右されがちですし、全力行動を選択した場合のタイミング逃しも考慮して終了フェイズまでには帯電解除しておくのがいいと思います。

3.24.2. アブダグイ

 3回のダメージを受けると即再起する切札です。相手の攻撃回数によっては使ったターンに即再起する可能性もあり得るので、基本的に使った瞬間に帯電解除しておくのが良いと思います。(ただし、相手のリソース的にこのターン中に即再起しないことが確定している場合は少し別です。その場合は、次の自分のメインフェイズまで帯電解除を先延ばしにしてもいいと思います)

4. 対面で警戒するべきカード紹介

 ここからは対面に来たときに、メガミごとで警戒するべきカードを紹介しています。

4.1. シンラ(書・経典)

4.1.1. 詭弁

 鬼謀の【攻撃後】効果で、こちらの捨て札にあるカードを使用してきます。帯電状態のカードを選択されると、相手の<使用中>領域に移動することで帯電解除してしまいます。間合い3~8でターンを返さざるを得なかったり『全知経典』からの効果使用を警戒する場合は、捨て札に帯電状態のカードを残さないようにしましょう。

4.1.2. 論破

 【展開時】効果で、破棄されるまでの間、こちらの捨て札にあるカードを封印してきます。
 帯電状態のカードを選択されると、相手の<付与札>領域に移動するため、戻ってきても帯電解除してしまいます。シンラ対面で相手の通常札がすべて見えていない場合は、捨て札に帯電状態のカードを残さないようにしましょう。

4.1.3. 完全論破

 こちらの捨て札にあるカードを封印してきます。そのまま帯電解除のタイミングを逃してしまうので、シンラ対面で相手の切札がすべて見えていない場合は、捨て札に帯電状態のカードを残さないようにしましょう。

4.1.4. 使徒

 神算の【展開時】および【破棄時】効果でこちらの捨て札のカードを山札に戻してきます。こちらが選べるので大きな問題にはなりにくいですが、そこで相方のカードを戻したい場合は事前に帯電解除しておくのが良いと思います。

4.2. クルル(絡繰・機器・友情)

4.2.1. 神渉装置:枢式

 機巧が揃っていなくても、こちらの使用済の切札を使ってくる場合があります。その場合、帯電状態のカードを選択されると、相手の<使用中>領域に移動することで帯電解除してしまいます。相手の切札が全て見えていない間は、切札は帯電状態で手番を返さないように気をつけましょう。

4.2.2. だうじんぐ

 注意点は『詭弁』と同じです。相手の通常札が全て見えていない場合は、捨て札に帯電状態のカードを残さないように気をつけましょう。

4.3. ヤツハ(鏡・花・魂)

4.3.1. 四葉鏡のわらべ唄

 こちらの展開中の付与札を奪って展開してくる場合があります。その場合、こちらの付与札が相手の<付与札>領域に移動するため、戻ってきても帯電解除してしまいます。ヤツハ対面で付与札を展開する場合は、必ず終了フェイズまでに帯電解除するように気をつけましょう。

4.4. レンリ(衣・遺物)

4.4.1. 刻まれし衣(完全論破)

 内容は、シンラの『完全論破』と同じであるため省略します。

5. あとがき

 以上がライラの後出し帯電解除講座の記事となります。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 ぶっちゃけ、カードを書き出して一枚一枚コメントを添えてる瞬間が苦しくて、途中から体裁を整えることを放棄してしまいました。そのうち、こっそり修正とか加えるかもしれません。
 「このカード抜けてるよ~」とかあったら、あとで追加しようと思うので、教えていただけると助かります。

 この記事を参考にライラやライラAを使って、風雷ゲージを管理する楽しさに目覚めてもらたら嬉しいです。もちろん、この記事の通りに動いて帯電解除を忘れて敗北しても責任は取りません!仲良く「今日も一日帯電解除ケア!」と声高らかに叫びましょう。

 考察の内容の関係の有無を問わず、気になった点やご意見、ご指摘などがございましたら、このブログのコメント欄か、私のTwitterアカウントまで持ってきてくださると、非常にうれしいです。
 この記事の画像は「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から拝借しております。

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