ライラ様の嵐の力は?カナヱ様の終幕は?調べてみました!嵐仮(ライラA/カナヱ)

※この記事は、私の知見のアップデートをふまえて5/29に内容が更新されています。
こんにちは、昨日巫鏡杯予選で優勝したZicoです。

およそ1年前ぐらいから細々とブログを書いていた私ですが、ようやく客観的に実力を示せるような結果が得られて安堵しております。

これからも、月イチを目安に更新したいと考えているので、よろしくお願いいたします。

本当はこの前の公式大会のレポートを書くつもりでしたが、さすがにこの状況で手の内を明かすのは難しいので、本選が終わるまではこれまでに書いた記事のアップデートを行っていく予定です

というわけで、今回は私が全幅の信頼をおいている嵐仮(ライラA/カナヱ)の構築について、ここ3ヶ月で得られた知見を付け足しながらお話しようと思います。最後まで読んでいただければ幸いです。

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1. S6におけるライラAについて

S5で色々と悪さをしたライラAでしたが、S6では『暴風』と『嵐の力』に修正が入りました。

『暴風』は適正距離から4が消去されました。これによって、『Turbo Switch』『ポルチャルトー』といった両ステップの対応で避けられるようになってしまいました今までの適正距離2-4が控えめに言っておかしかったので、残念でもないし当然ですね。

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加えて、チカゲの『遁術』で確定で避けられるようになったことによる影響も大きいと思います。『残滓の絆毒』の修正によって環境にチカゲAが増えたことをふまえても、リーサル時に『遁術』で対応された後の動きを考えておくことが必要だと思います

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また、"攻撃後に風神ゲージが上がっていたのは、どこかおかしかったため取り除"かれました。
(出典:http://bfpblog.bakafire.main.jp/?eid=430)

bfpblog.bakafire.main.jp

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加えて、『嵐の力』についても修正が入りました。S5では雷3の効果が「0-4,2/2の攻撃を行う」となっていました。そのため、『暴風』1枚で2/1+2/2の攻撃を行うことができ、ステップ対応で避けることも難しかったことから非常に強力でした。八相の条件も相まって、当時は『八方振り』が泣いていました。

修正の内容としては、
風2・雷2の効果がそれぞれ風3・雷3に移動。
風3・雷3の効果が弱体化を受けて、それぞれ風2・雷2に移動。
といった感じです。風1・雷1の効果は据え置きであるため、今まで通りの小回りの利きやすさは損なわれていません。したがって、S6のライラAでは、風1・雷1の効果をうまく活かすことが重要であると思います

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以上2点の修正によって、『大嵐』『陣風祭天儀』といったライラA固有のカードによるライラオリジンとの差別化はなされたうえで、他のメガミと同じラインまで引き下げられました。

2. 嵐仮の強み

2-1. 『ほかげきらぼし』について

それでは、以上のライラAの修正をふまえて、嵐仮の立ち回りについてお話したいと思います。
まず、嵐仮で最も相性がいいと言えるのは『ほかげきらぼし』だと思います

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嵐仮においてはこのカードで帯電解除を行うこともでき、帯電解除1回がおよそ基本動作1回分(風1を離脱1回分、雷1を纏い1回分とみなした場合)であることを踏まえると、他の仮面X(カナヱ/X)と比べてもこのカードの価値は高いといえます。したがって、『ほかげきらぼし』を繰り返し使えるように幕を進めていくことが最もオーソドックスなゲームプランだと思います

具体的には、紫0→赤2→赤4の順番に幕を進めるのが特に強力です

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こうすることで、
紫0,赤2で『ほかげきらぼし』を使用した場合、2フレアで基本動作3回+帯電解除2回+ライフダメージ1点
紫0,赤2,赤4で『ほかげきらぼし』を使用した場合、6フレアで基本動作4回+帯電解除3回+ライフダメージ2点
といった具合に盤面とライフについてアドバンテージを稼ぐことができます。また、『ほかげきらぼし』で基本動作を賄うことで、手札を伏せて基本動作をする必要が減ります。そのため、結果としてゲージの確保やテンポリードといったメリットも得られます。

2-2. 嵐の力について

次に、嵐の力の活用法についてお話します。
先述したように、『嵐の力』のテキストは風1・雷1のみは据え置きであるため、これらを利用することで効率よく風神ゲージや雷神ゲージを利用することが出来ます。

雷1を上手に活かすには、オーラダメージ≦ライフダメージの攻撃にバフを乗せるのが一番手っ取り早いです。典型例が、『大嵐』『脚本化』の2枚で、どちらも適正距離が広いことから、攻撃を避けられてバフが無駄になるといったことが起こりづらいです。

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また、幕の色や値次第ではありますが、『演出化(紫幕だと2/2→3/2)』や『空想(幕の値が2だと1/1→2/1)』と合わせることでも強力だと思います。

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風1については、ほとんどのカードが間合い2で使用できることから、雷1に比べると使うことは少ないと思います。後ろステップの対応のケアなどで間合い2から間合い1に移動することにメリットがありそうな場合は使います。また、一応矢印の効果ではあるので、『明転』の達成に使える場合があるということは知っておくといいかもしれません

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それでは、これから具体的な構築の話に移りたいと思います。

3.構築例

3-1. 基本構築(紫0→赤2→赤4)

獣爪/流転爪/暴風/空想/脚本化/断行/封殺
雷螺風神爪/陣風祭天儀/ほかげきらぼし

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『ほかげきらぼし』を活用する構築で、最も攻撃に寄せた構築になります。
マリガンは、1T目に『脚本化』、2T目までに『空想』を引けるように行います。また、3T目には『暴風』や『流転爪』を使用したいので、可能であればそれらは山札の底へ送りましょう。

一巡目の具体的な立ち回りとしては、以下のように動きます。

1T目:2前進(or1前進+『空想』を使用)して『脚本化』で『位置取り』をセットします。このとき、オーラから『位置取り』に桜花結晶を乗せるようにしましょう。こうすることで、位置取りを2回達成するために必要な3前進+『空想』を、オーラを詰まらせることなく行えるようになります。

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一部のメガミは間合い9での脚本化を止められるカードを持っているので、事前に相手の二柱が持っている対応札を確認しましょう。そして、必要であれば間合い8まで前進したり、打ち消し対応をもっている相手には全力化『断行』で初めの構想をセットするようにしましょう。
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ーーーここから加筆部分ーーー
また、初手に『断行』で構想をセットする場合、4T目の開始フェイズに『脚本化』を抱えて山札が5枚となるように再構成することで、

1~3T目:1つ目の構想『位置取り』を達成
4~5T目:手札の『脚本化』で2つ目の構想(『鼓動』or『殺陣』)をセットして達成
6T目:4T目に山札の底に戻した『脚本化』で3つ目の構想(ここは場況から適切なものを判断する)をセットする

とロスの少ない構想回しができるのでオススメです。4T目の『脚本化』を『桜花のお守り』『防壁』で打ち消された場合でも、『流転爪』があれば打ち消された『脚本化』を戻すことで次のターンに『脚本化』を振り直すことができます。

一応、『粒立て』を用いれば『断行』からでも1つ目の構想を2Tで達成できますが、2T目に必ずディスカードが生じるというリソ損が気になるので私はあまりやりません。
ーーーここで加筆終了ーーー

ちなみに、普通に『脚本化』で構想をセットしていく場合でも、『断行』は伏せずに表で使用したほうが帯電解除が1回増えるのでオススメです。

また、ここで使用した『脚本化』は終了フェイズに山札の底へ置くため、帯電解除を忘れないように気をつけましょう

2T目:1前進と『空想』前で『位置取り』を達成します。そして、紫0へと幕を進めて、基本動作(前進 or 宿し ですが、次のターンに一気に前へと行きたいので宿しのほうが強い場面が多いです)を行います。

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3T目は、『流転爪』で山札を調整し、1T目で底に置いた『脚本化』を引けるように動くことが目標になります。そのためには、3T目に『ほかげきらぼし』で基本動作を2回湧かすことが重要です。『流転爪』を伏せないと達成できないといったよほどのことがない限り、ここは気合で『位置取り』を達成させましょう。

3T目:『封殺』でオーラを開けて『ほかげきらぼし』による前進や『暴風』の嵐の力(風1)を駆使して間合い2に着地します。そして、『流転爪』を用いて山札の枚数を調整し、次のターンに1T目に底に置いた『脚本化』を引けるようにします。

『暴風』『封殺』『ほかげきらぼし』をどのように使用するかは、相手がそれまでに何回前進をしていたかに左右されます。紫0では『空想』が0/0となっていることから、『流転爪』では出来る限り『暴風』を戻したいです。

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山札の調整については『暴風』で嵐の力(風2)を使用するという方法もあります。この場合3T目に『脚本化』を使用できるようになりますが、手札を伏せていることから本質的には得がなく、そういった行動に風神ゲージを2点使うのも惜しいことから私はあまりやりません。テンポ的には『流転爪』の方が望ましいです

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4T目:『脚本化』から構想をセットします。次のターンに自身が再構成をすることになるので、『鼓動』をセットするのが無難だと思います

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前のターンの『流転爪』で『暴風』を戻せている場合は嵐の力(雷1)のバフを『脚本化』に乗せて2/1にできるとテンポが取れて強いです。

以上が一巡目の理想ムーブになります。帯電解除と構想のセットがバランス良くできる非常に強力な立ち回りですが、相手も当然この動きを妨害してくる場合が多く、特に3T目の前進は萎縮や対応札などでケアされやすいです。

他の仮面Xだと、5枚再構成で『脚本化』が底に行ってしまった場合が裏目となりますが、ライラAだと『暴風』や『流転爪』でリカバリーが効くので下振れをあまり恐れずに立ち回ることができます。

帯電解除は基本的に雷神ゲージを上げていきます。これは、嵐仮の攻撃札は全て間合い2で使用でき、間合いを操作するためのリソースがあまり要求されないためです。

二巡目以降は赤2→赤4へと適当に幕を進めて、雷神ゲージが5程度まで溜まったら『陣風祭天儀』を開けます。その後は『雷螺風神爪』『ほかげきらぼし』といった豊富な手段を用いてリーサルを狙いに行きます。

二巡目以降に構想を進める手段としては、
明転(嵐の力(風1),『空想』)
殺陣(『演出化』以外の攻撃札)
桜飛沫(『雷螺風神爪』,『あたらよちよに』)
などがあります。引きや相手の出方を見て、無理な動きをせずに達成できそうな構想を選びましょう。

この構築は最も攻撃に寄せたものであるため、必要であれば通常札や切札の枠を適宜入れ替えます。具体的には、『断行』『雷螺風神爪』『陣風祭天儀』あたりが自由枠になると思います

3-2. 終幕構築(赤3→紫5→赤3→緑0→終幕)

暴風/風走り/空駆け/空想/脚本化/断行/封殺
たまゆらふみ/ほかげきらぼし/はらからのあまつそら

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『はらからのあまつそら』を活用して終幕を狙う構築で、上振れを狙うと6~7T、安定をとっても7~8Tで終幕を迎えることができます。
マリガンは1T目に『空想』or『風走り』+『脚本化』、2T目に『空想』or『風走り』(1T目に使わなかったほう)を引けるように調整します。可能であれば2T目に『断行』や『封殺』を引くことも意識しましょう。

1T目:『空想』や『風走り』を使ってから『脚本化』を当て、『明転』をセットします。相手が後ろステップ対応をもっている場合は、1枚だけでそれらをケアできるという点から『空想』よりも『風走り』のほうが価値が高いですが、それ以外ではあまり大きな差はありません。

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2T目:『空想』か『風走り』の1T目に使用していない方、あるいは『空駆け』を使って『明転』を達成し、構想を右の赤3に進めます。どちらかを使用している時点でダストが2つ発生しているはずなので『封殺』を持っている場合はここで使用して通常札の使用を制限することもできます。

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3T目:再構成から『鼓動』をセットします。優先度は『断行』>『脚本化』>『たまゆらふみ』です。構想のセットと達成を同時に行うのが難しいことから『断行』の優先度が最も高く、次点で嵐の力(風2)で使い回しの効きやすい『脚本化』といったところです。『たまゆらふみ』は出来れば6T目までは使わずに取っておきたいです。
ちなみに、攻撃や再構成などによって、返しの相手のターンで『鼓動』が達成された場合は5T目の動きに移行しましょう。

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4T目:相手の山札が1枚以下であれば普通にしゃがんで、2枚以上の場合は再構成から『鼓動』を達成させに行きます。ターン終了時に紫幕の効果で基本動作が行えることを念頭に入れておきましょう。

5T目:『桜飛沫(裏)』をセットして『ほかげきらぼし』で達成します。スムーズに5フレアを確保できるよう、3~4T目に多少の宿しを意識できていると良いと思います。ちなみに、たまゆらふみ』で構想をセットする場合は『ほかげきらぼし』を先に使用したほうが基本動作が間に合いやすいのでオススメです。

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6T目:『粒立て』をセットします。『粒立て』はセットしたターンは当然達成されないため、『たまゆらふみ』を未使用に戻しながら準備をすすめることができます。

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7T目:『空駆け』を使用します。次のターンに前と後ろのどちらから始まっても構想を達成する手段はあるので、どちらに動くかは相手の得意な間合いを見て攻撃が飛んでこなさそうな方を選ぶといいと思います。

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8T目:『はらからのあまつそら』から『即興』を持ってきて『暴風』と嵐の力(雷2)を2回打つことで『殺陣(裏)』の達成を狙います。残り1回については『脚本化』や『空想』を使ったり、最終手段としては『はらからのあまつそら』から『雷螺風神爪』を引っ張って誤魔化しましょう。

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ちなみに、相手が『暴風』を振れないほど後ろに下がってきた場合は『はらからのあまつそら』から自分のオーラを空けるための『円環輪廻旋』を持ってきて、『風走り』なども交えながら前進することで『位置取り(裏)』の達成を狙うこともできます。『ほかげきらぼし』から基本動作が1回湧いてくることも忘れないようにしましょう。

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上振れを狙う場合は、6T目に『たまゆらふみ』で使用済の『桜飛沫』を引っ張って『ほかげきらぼし』で達成、7T目に『脚本化』+(『暴風』+嵐の力(雷2))×2で『殺陣(裏)』を達成というルートもあります。フレアの消費が重くなりがちで、最後の緑0→終幕に『たまゆらふみ』を使えなくなることで妨害も受けやすくなるため、基本的にこの手段を取ることは有りませんが、選択肢として把握しておくと良いでしょう。
個人的には仮面ハーフミラーで後手を取ってしまったらワンチャンやるかな?ぐらいだと思っています。

また、『封殺』の枠を『流転爪』や『獣爪』にすることで、『はらからのあまつそら』から奇襲をかけるルート(私はこれを"偽装終幕"と呼んでいます)も取りやすくなります。

特に、紫5だと2/2に強化されている『演出化』を持ってくることも出来るので、終幕決め打ちでオーラが薄いままターンを返してきた相手にはキツいお仕置きをしてあげましょう。その場合は、雷神ゲージを6~7ぐらいまで上げておくと『暴風』の嵐の力で雷神ゲージを使ったあとに『雷螺風神爪』を3/2で打てるので、相手に意図を悟られないように気をつけながらゲージを稼いでおきましょう。

4. 嵐仮における各カード評価(おまけ)

最後に、嵐仮における各カードの評価や採用基準などについて、簡単に紹介して終わりにしたいと思います。

4.1. 通常札(ライラA)

獣爪……最悪これと『ほかげきらぼし』だけで10点取れるので基本的に入れない理由なし。枠が圧迫されたときは『暴風』で『流転爪』を3/1にして誤魔化すこともある。
暴風……選択肢の多さは正義のため、どんな構築を組む場合でも100%入る。
流転爪……ビートダウン軸なら『脚本化』との相性が神なので採用率100%。終幕は『たまゆらふみ』があるのでさすがに入れない。
風走り……帯電解除できないうえに間合い2に収束してから腐り気味なので、何だかんだ『空想』とかで誤魔化せることも多いため『断行』を入れることが多い。レンジロックして来そうな相手にはそんな悠長なことも言ってられないので入れる。少なくとも、ビート軸で『明転』のためだけにこのカードを入れるのは弱い。
風雷の知恵……『残光』や『封殺』を繰り返し使用すれば、お相手から暴言やグーパンチを受けてジャッジキルさせることができる。終幕ならワンチャン有りかもしれないが、紫5で『ほかげきらぼし』を振る都合からそこまでのリソースの余裕がないがち。
大嵐……間違いなくパワカだが、終幕や『ふたり震える手を取ろう』といった全力行動によるテンポリードを馬鹿にしてくる相手が多すぎるので抜けがち。
空駆け……薙扇(サイネ/トコヨ)対面なら『風走り』とこれで間合い0~1をキープすることで、『石突』『雅打ち』『詩舞』をすべてケアできるので偉いと思う。正直他では使わないと思っていたが、終幕の場合は『大嵐』よりもこっちの方が偉いということになった。一枚で『位置取り』『明転』『粒立て』『桜飛沫』と達成できる幅が超絶広いのが非常に魅力的(5/29追記)。

4.2. 通常札(カナヱ)

空想……0-10なのでどんな相手にも当たるうえに、相手の様々なカードをケアするうえで超絶優秀なので100%採用。『ほかげきらぼし』による赤幕ビートダウンだと赤4までスタッツが微妙なのが少し悲しい。『暴風』で2/1にしながら騙し騙し使うことが多い。
脚本化……入れない理由なし。1/1だから適正距離1-9でも許されている顔をしているが、大体-/1が付いてくるので結構ヤバいと思う。
演出化……ライラAに間合い2で振れる優秀な赤札が多いことから、『ほかげきらぼし』による赤幕ビートダウンでは入らないことが多い。レンジロック系が相手だと間合い3で届くかどうかの差は大きいので入ることもある。
断行……基本動作2APに帯電解除が付くので実質3APカード。暇になったらこれで纏い宿しをしてお茶を濁せばいいし、これと『ほかげきらぼし』があれば攻撃札を伏せて基本動作をする必要がほぼなくなるので実質これも攻撃札。
残光……『ほかげきらぼし』が強いことから基本的に赤幕にいるため、あまり採用されない。『ほかげきらぼし』を積めないレベルでケア事項が多い場合は紫4や紫5で戦うことになるはずなので、そうなったら採用されるかもしれない。
即興……これと『暴風』の嵐の力(風1)を合わせると強いらしい。正直ユリナAやライラ、ワンチャンで『コンルルヤンペ』相手ぐらいにしか使う場面が無さそうなので全く練習していません。
封殺……修正されていないのが不思議なレベルで強い。リソ損なしで相手の動きを歪め、おまけに帯電解除まで付いてくる。ただ、相手によっては同時に2通りのケア事項を押し付けてきて困ることもあるので、過信は禁物。『炎天・紅緋弥香』や『ふたり震える手を取ろう』に対しては延命処置でしかないので、しっかりしゃがんで次のターンに倒しきりましょう。(ヒミカAやホノカA単体ではそこまで対応が厚くないのがせめてもの救い)

4.3. 切札(ライラA)

雷螺風神爪……『あたらよちよに』の上から貫通できる絶妙なフレアと、カナヱを殴りきれる絶妙な火力を持った、かなりいいポジションにいる攻撃切札。地味に『桜飛沫』達成が確約されているのも偉い。本当は入れたいけど『あたらよちよに』が必要なときは血の涙を流しながらこのカードを抜いている。
天雷召喚陣……『桜花のお守り』にも『四季はまた廻り来る』にも弱いし、『封殺』にも弱いので入れない。ホノカAやカナヱを含まない二柱であればこれを使わなくても勝てるのでさらに入れない。ゲージはかなり稼ぎやすいはずだけどね……
陣風祭天儀……2フレアで全力札(『呼び声』)と同じ効果なのは大分ヤッてる。雷1のバフを断続的に1/1に乗せる使い方が偉いので、実はゲージをそこまで要求されない。赤2まで進んで『ほかげきらぼし』を打てばそれなりにゲージが溜まっているはずなので大体そこで開けていい。
円環輪廻旋……サイネの『律動弧戟』をメタれることが非常に大きい。これを入れようとすると切札の枠が圧迫されがちなので、このカードでゲージを増やせることをふまえると『ほかげきらぼし』を抜いて紫幕ビートダウンにしても良いのかなあ、と思ったりはする。

3.4. 切札(ホノカA)

たまゆらふみ……今まで相対的に微妙扱いされていた『粒立て』をセットするメリットが生まれたり、『位置取り(裏)』を達成するのに仮面の相方のカードを工夫して使うことが求められるようになったりと、すごく良いバランス調整だと思いました(評価とは一体?)。ビートダウンでは入れないが、終幕では現役。
ほかげきらぼし……散々上で説明したので省略。入れよう。
あたらよちよに……貴重な嵐仮の打ち消し対応。ライラAが苦手な攻撃札を大体メタれるのですごく偉い。『陣風祭天儀』からこれを3/2で振るといった最終手段もある。
はらからのあまつそら……大体は偽装終幕をする際に使うカードだが、カナヱハーフミラーのときに『封殺』されていないカードを後出しで持ってくる、といった使い方もできる。

あとがき

いかがでしたか???

……嵐仮の記事は以上になります。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。構築の幅がある程度広く、三拾一捨でも使いやすい二柱だと思うので、興味のある方は色々なメガミを横に沿えて試してみてください。

嵐仮に限らず、カナヱは練習すればするほど新しい構築が生まれるメガミだと思うので、カナヱ様と仲良くなりたいミコトは繰り返し一緒に遊んでみてください

考察の内容の関係の有無を問わず、気になった点やご意見、ご指摘などがございましたら、このブログのコメント欄か、私のTwitterアカウントまで持ってきてくださると、非常にうれしいです。
この記事の画像は「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から拝借したものを使用しております。
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