真正面からテンポで殴る!刀櫂(ユリナ/ハツミ)

こんにちは、Zicoです。
ついに、公式でもふるよにのオンライン大会が開催されました。サリヤAとライラAが実質的に禁止となり、良くも悪くも環境には、暴風ではない新しい風が吹いています。
参加していた方も多いと思われますが、5月上旬に縁杯(えにしはい)という非公式のオンライン大会が行われました。この大会は、オボロA・サリヤA・ライラA・ヤツハの四柱が禁止という、レギュレーションが少し特殊なものでした。

†ここから少し自慢†
その大会で、私は5位という引き運の上振れには目を瞑りながりもかなりの好成績を収めることができました。やったぜ。
†ここで自慢終了†

そして、その大会で私が主に握っていたのが刀鎌櫂(ユリナ・ウツロ・ハツミ)でした。タイトルにもあるように、今回はその中でも刀櫂(ユリナ・ハツミ)の構築について、記事を書いていきたいと思います。
ちなみに、刀鎌(ユリナ・ウツロ)については、以下の記事がおすすめです。刀鎌という組み合わせで、勝ち筋を通す方法について詳しく説明されています。

hidluck.hatenablog.jp

鎌櫂については、実を言うと一度も返ってきたことがないので何も書けません。「誰か記事に書いてないかなぁ」とブックマークに登録している他の方のブログ記事を見返していたところ、ななぶんのいちさんの記事が見つかったので、紹介させていただきます。

minarai-nanaiti.hatenablog.com

†ここから媚売りタイム†
ななぶんのいちさんのブログの特徴は、なんといっても情報の網羅性の高さです。具体的な構築も見やすいレイアウトで沢山紹介されているので、ルールやカードを覚えたあとのステップアップには最適だと思います。間違えて偶然、ななぶんのいちさんよりも先にこの記事に辿り着いてしまった方は、先にあちらのブログを読みましょう。
†ここで媚売りタイム終了†

また、ハツミ単体でのカードの使用感、評価などについても、この記事では割愛させていただきます。すでに詳しく解説されている記事があるので、そちらをお読みください。

minarai-nanaiti.hatenablog.com

master-horiemon.hatenadiary.jp

(後者は刺激物にて閲覧注意)
では、刀櫂の構築の話を始めていきます。

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刀櫂の強み

まず、ハツミにはミオビキ航路という非常に強力な切札があります。

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ドヤ顔ハツミ様かわいい。
本来であれば、プレイヤーは毎ターン、1点の集中力と2枚の手札で合計3回までの基本動作を行う権利を獲得できますが、このカードが使用済みの状態で、かつ逆風を維持しようとすると、集中力は得られず、さらに多くの場合では手札から攻撃カードを使用する必要があり、最終的に基本動作1回分のリソースしか残らなくなります。つまり、相手はどこかのタイミングで攻撃を諦めて順風でターンを返す必要があり、ハツミの強力な攻撃に耐えなければなりません。
これまでは、暴風のせいで対戦中数回しか萎縮させられなかったり(実質弱い常世の月とか言われてましたね)シグマドライブの攻撃後効果のせいで萎縮を踏み倒されたりと、環境のせいで活躍の場を奪われていた不遇なカードでしたが、5月の禁止改定によってトップメタになりました。
刀櫂では、このミオビキ航路を軸として、ユリナの強力なカードでテンポをとりながら戦っていきます。

構築について

必須枠と自由枠

以下のカードは基本的に採用します。残りは自由枠です。

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迷った場合は、通常札には攻撃カードを全て入れて、最後の切札には浮舟宿を採用しましょう。纏いを浮舟宿で賄うことによって、全てのリソースを、攻撃やそのための間合い調整に費やすことができます。相手に関係なくほぼ全ての間合いをカバーできますし、前進と逆風水雷球を使えば間合い調節もそこまで難しくありません。
そして、使いづらいカードがあった場合はそれを入れ替えることで、より強力なデッキが組めるようになると思います。

構築例

ちなみに、私が一番よく使うのは以下の構築です。

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これからはこの構築の回し方について、お話したいと思います。

立ち回り

全体を通しての基本方針

ハツミのミオビキ航路を軸に、ユリナのカードを使ってテンポを取り、順風でターンが返ってきたときにイサナ海域を当ててリーサルを取ります。
対応がそこまで厚い二柱ではないので、萎縮や間合い操作で、相手に万全の状態で攻撃させないことが重要です。
あいにく、相手を妨害するカードがハツミには多くあるので、相手に応じて何を採用するか選びましょう。

マリガン〜一巡目まで

相手が何ターン目に攻撃してくるかを意識してマリガンを行いましょう。順風で間合い5を踏めそうなら、水流や水雷球は山札の下のほうに置くべきですし、逆に相手が先に攻撃できる間合いに入ってきそうな場合には、3ターン目はそれ以外のカードを引くためにも、早めに引いて伏せ札にまわす必要があります。
加えて、逆風時の強酸はオーラ受けされる確率がかなり高いことも意識しておきましょう。というのも、間合い5か6で強酸を使用した場合、多くの場合はそのあとに斬(3/1)と水流(逆風の場合2/1)ぐらいしか攻撃のカードを使用できず、強酸の効果を上手く活かせません。
オヨギビ砲火や一閃を使用するという手もありますが、前者は序盤の2フレア消費がそのままミオビキ航路の使用の遅れに直結し、後者はオーラが埋まってるとそもそも打てないことが往々にして存在しています。
そのため、構築例では強酸を抜いて、代わりに羅針盤を採用して、相手が前進を拒否した場合の前進力(羅針盤の納をオーラから乗せたほうが、宿すよりも少しだけ速く前進できる)を確保すると同時に、一巡目でほぼ確実に斬を使用できるようにしています。

二巡目

ハツミ対面のよくあるパターンとしては、基本的に逆風でターンを返しながら、適当なタイミングで間合い2まで前進してしゃがみ、次のターンにまとめて攻撃カードを使用して大きくライフリードをとる、というものがあります。
この動きに対して圧力をかけてくれるカードが居合です。ハツミは逆風時の火力が非常に心許ないですが、4/3(間合い2では3/2)の高火力が纏いを怠った相手を許しません。
最初に述べたように、とにかく、相手に万全な状態で攻撃させないことを意識しましょう。あいにく、ミオビキ航路で萎縮を与えることが出来れば、間合いを少しずらすだけで相手は前進や離脱で手札を伏せてくれるはずです。こればっかりは慣れですが、頑張って上手く立ち回りましょう。

三巡目~リーサルまで

ここまで来ると、斬である程度の安定したライフダメージを与えながら、順風時の攻撃か居合のどちらかはライフに通っていると思います。
加えて、ミオビキ航路で再構成で1回程度の差が付いているはずなので、順調にゲームが進んでさえいれば残りライフ3~4程度までには持っていけているはずです。三巡目からは、常にイサナ海域によるリーサルを意識して立ち回りましょう。
浮舟宿を採用している場合、こちらはオーラを気にせず後退ができ、焦燥合戦にもかなりの有利を取れます。さらに、ミオビキ航路の萎縮や海嘯によるフレア破壊などの妨害も考えると、持久戦はこちらがかなり有利なはずです。
ハツミのカードによるリソース差は試合が長引くほど大きくなります。ジワジワと相手を追い詰め、最後にイサナ海域で勝利を掴み取りましょう。

入れ替え候補

通常札については、相手の得意な間合いから、桜花決闘の際にどれぐらいの間合いに収束するかを意識して構築を考える必要があります。
相手が間合い5より後ろを得意とする場合は柄打ちや一閃よりも、強酸や羅針盤の方が活躍する場合もあります。特に、羅針盤は展開中に間合い5でターンを返すと、相手の全力攻撃を止めたり、攻撃したい場合に1前進(元の間合いが5-6なら1後退)を強要したりもできます。また、相手に間合い7以降に後退された場合でもオーラを開けることができ、上手くいけば前進のリソースが足りなくてもユリナの攻撃カードを使えるようになります。
対して、間合いが0-1に収束しそうな場合は、強酸や羅針盤よりも柄打ちや一閃が活躍するでしょう。場合によっては気迫も選択肢に入るかもしれません。気迫があると、一閃、水雷球、水流、イサナ海域といったリーサルに役立つカードが全て間合い3で使えるようになり、1リソースを争う状況では地味ながらもいい仕事をしてくれるでしょう。
また、決死柄打ちからの3/2水雷球や4/3イサナ海域はそれだけでリーサルを取れるパワーを秘めています。どちらもステップ対応に強いので、できれば狙っていきましょう。
切札はあまり変える余地がありませんが、大体は浮舟宿、浦波嵐、天音揺波の底力の三択だと思います。月影落は横がハツミなので宿すタイミングを作るのが難しく、オヨギビ砲火は上でも述べたようにミオビキ航路と序盤にフレアの取り合いになりやすく、カラハリ灯台は異ミコトレビュワーズにも記されているようにパワーが足りません。
特に、底力は羅針盤展開時に間合いが1-5となり、打ち消し対応や間合い0に潜る手段を持たない相手であればまあまあ強いです。結局オーラ5をキープされて、使えずに負けることも多いですがね。
浦波嵐も弱くはないですが、これ単体では結局リーサルから逃れられないことが多い印象です。フレアとオーラの両方の数をずらせるので、ヤツハが相手の際には活躍しますが、それ以外では私はあまり使いません。あとは対ヒミカぐらいですかね。

あとがき

最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。途中までは「うわー!(暴風)どうか行かないで……」というタイトルで爪櫂の記事を書こうとしていましたが、何を書くか悩んで結局ボツにしました。これからもたぶん書きません。
少しモチベーションが他のゲームに吸われつつありますが、大会がいつか再開されることを信じて、ぼちぼちと熱帯で対戦していくつもりです。最近は戦騎嵐を練習していますが、サリヤと仲良くなるにはもう少し時間がかかりそうです。頑張ります。
考察内容から誤字脱字まで、何か気になる点がございましたら、この記事のコメント欄か、私のTwitterアカウントまでDMしてくださると、非常にありがたいです。

この記事の画像は「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から拝借したものを使用しております。
URL: https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html

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